カラダのこと

皮膚からの吸収と排泄はあなどれない

【経皮毒】という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
皮膚から有毒性のある化学物質が吸収されることです。

皮膚は人体最大の臓器で、大人の平均で約1.6㎡(畳1畳分)の面積と
体重の約16%(体重50kgの方ですと8kg!)を占めるそうです。

皮膚の吸収率としては、二の腕を「1」とした場合

かかと 0.14倍
手のひら 0.83倍
頭皮 3.5倍
脇の下 3.6倍
おでこ 6倍
頬,あご 13倍
背中 17倍
陰部 42倍!

経皮毒になるものとしては洗剤や外用薬、衣類、アクセサリーなどが挙げられますが
こうやってみると圧倒的に『生理用ナプキンに注意!』です。

いわゆる「ケミカルナプキン」と言われるものの原料は
ポリエステルやポリプロピレン、高分子吸収剤、ポリマーなど、全て石油系化学物質です。

ニュースキャンのアレルギー項目にこういったものが赤字で出てくる方は
化学物質がお身体に支障をきたすレベルになっているということです。

生理痛の激しい10代後半の女の子に石油化学系のアレルギー項目が出ていたので
布ナプキンかオーガニックコットン100%の生理用品に変えていただいたところ
かなり痛みが軽減されたと報告を受けました!

また皮膚は排泄器官としても大事な役割を果たしています。
通常の排尿・排便、汗で排泄しきれないものは皮膚から出ていく事になります。
リーキーガットと言われる腸壁の粘膜が損傷している事により毒素が多分に吸収されてしまった場合も
通常の排泄器官だけではまかないきれず、アトピー症状などに繋がります。

ニュースキャンセラピーの後に謎の湿疹が全身に出たものの
翌朝にはきれいに治っていたという報告もいただいています。
これも皮膚からのデトックスと思われます。

食べ物による内臓を通しての吸収、排泄には気を遣う方は多いですが
皮膚を通しての吸収、排泄も同じくらい大事!
ぜひ皮膚に触れているもの全てにも注目してみてくださいね。